猫の専門家/インスタグラマー
ねこぞー
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3匹の猫(ミックス/折れ耳スコ/アメショ)と暮らす猫の専門家。
猫と飼い主さんに役立つ情報をいろいろなメディアで発信しています。
この記事ではマンクスの基本知識から性格・飼い方のポイントなど詳しくご紹介します。
マンクスの起源には諸説あり、17~18世紀ごろ、貿易商人がイギリスのマン島に置いていった猫の中から、たまたましっぽの短い猫が生まれ、その猫が土着猫として生きながらえた、という説が有力です。地元マン島では、少なくとも300年以上前から、存在は知られていたようです。
マンクスのしっぽがなくなった理由も、はっきりとはしておらず、もっとも有名なのが「ノアの方舟に駆け込もうとした猫のしっぽを船員がドアで挟んでしまい、なくなってしまった」という話です。この話以外にも、「猫のしっぽを帽子の飾りにしようとしているということを知った母猫が、生まれたばかりの子猫のしっぽを咬み切って殺されないようにした」や、マンクスが水を怖がらず、泳げる個体もいることから、「スペイン艦隊の船から泳いで逃げた猫がマン島にたどりついた」など、さまざまな説があります。
イギリス
太くて丸い、コビータイプ。
数ある猫の品種の中で、唯一しっぽがない品種です。
しっぽがないマンクスをランピー、短いしっぽのあるマンクスをスタンピー、ボブテイルよりもやや短いしっぽがあるマンクスをロンギーと呼びます。
前足が後ろ足より短く、ウサギのように跳ねて歩きます。
体は全体的に筋肉質で、骨格がしっかりしている。腹部に厚みがあってたくましい印象です。
丸い顔に、大きめの目がいろんな表情をみせてくれます。
被毛は、柔らかな毛質で全体的にふわふわしています。
標準的な体重は、3~6㎏です。
飼い主に対して忠実で、よく懐きます。ただし、2人目以降の飼い主には懐きにくく、二君に仕えないのがマンクスの特性です。
用心深く、引っ込み事案で、飼い主以外の見知らぬ人には懐きにくい。
もの静かで、賢く、しつけもしやすいので、初めて飼う方にもオススメ。
ハンターとしてネズミから穀物庫を守っていたマンクスは、走るのが早く、高いところが大好きです。できるだけ広い場所を確保し、キャットタワーを用意して、十分な運動量を確保してあげてください。
自立心があり、ハンティング能力も高いので一度外に出てしまうと帰ってこなくなる可能性があります。ドアの開閉時には十分注意しましょう。
ランピー(しっぽのないマンクス)の場合、しっぽのあった場所を触られることを嫌がることが多いので、ブラッシングなどの際は気をつけてあげてください。
短毛種/長毛種
ホワイト、ブラックなどのソリッド、タビーパターン、バイカラーなど多数。
平均8~14年といわれています。
マンクス症候群とは、脊椎(背骨)の奇形や脊髄の不全によって引き起こされるさまざまな障害のことです。障害には、脊椎破裂、椎間板異常、膀胱や直腸の機能障害などがあります。根本的な治療法はなく、発症したら障害と付き合いながら暮らしていくことになり、最悪の場合は死に至ります。この病気はマンクス独特の疾患で、生まれた子猫にその可能性があるかどうか、生後半年近く絶たないとわかりません。
猫伝染性腹膜炎(FIP)は、猫腸コロナウイルスが突然変異を起こし、強い病原性で腹膜炎を特徴とする激しい症状を引き起こす致死性の高い病気です。この病気は原因がよくわかっておらず、今現在、予防法・治療法がみつかっていません。日頃から健康チェックを怠らず、室内の衛生管理を十分に行い、気になることがあれば早めに動物病院を受診しましょう。
日本国内でのブリーダーの登録数が少なく、一般のペットショップでもほとんど流通していない珍しい猫ちゃんです。
どうしても飼いたい場合は、海外のブリーダーから購入するという方法がありますが、輸入となると税金や輸入代金などもかかってくるので事前に調べておきましょう。
しっぽがなくて、ウサギのように跳ねて歩く猫「マンクス」についてご紹介しました。
入手はかなり困難ですが、飼い主に忠実で、賢く、初めて飼う方にオススメの猫ちゃんです。
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