猫の専門家/インスタグラマー
ねこぞー
猫の専門家/インスタグラマー
ねこぞー
猫の専門家/インスタグラマー
ねこぞー
猫の専門家/インスタグラマー
ねこぞー
3匹の猫(ミックス/折れ耳スコ/アメショ)と暮らす猫の専門家。
猫と飼い主さんに役立つ情報をいろいろなメディアで発信しています。
この記事ではアメリカンボブテイルの基本知識から性格・飼い方のポイントなど詳しくご紹介します。
1960年代にアリゾナ州を旅行していたある夫婦が、しま模様のしっぽの丸いオス猫をみつけました。2人はともにブリーダーだったため、この猫を持ち帰り、飼っていたシャムと交配。そこから計画繁殖がスタートしました。
アメリカンボブテイルを知っているブリーダーは多くいましたが、近親交配のため遺伝的疾患が多発し、育種は次第にすたれてしまいました。ですが、1980年代に繁殖家が異系交配や異種交配を進め、多くの遺伝子を採り入れることで健康の改善に成功。1989年にTICA(アメリカの愛猫家協会)に登録され、世界的に広く知られるようになったのは、CFA(非営利団体の愛猫家協会)が公認した2000年と近年のことで、最も新しく公認された血統のひとつです。
アメリカ
大きくがっしりしていて、全体的に長い胴体のロング&サブスタンシャルタイプ。
名前のとおり、一番の特徴は丸く短いしっぽです。しっぽの長さは個体によって差があり、平均値も2.5~10cmと幅があります。
肩幅が広く、全体的に筋肉質でたくましい体格。
目は大きなアーモンド型で、先端が丸みを帯びている耳には「リンクスティップ」と呼ばれる飾り毛があります。
羽毛のようにやわらかいアンダーコートと硬いオーバーコートに覆われている被毛は、撫でるとほどよい弾力で触り心地もいい。
標準的な体重は4.5~7㎏で、一般的な猫の標準体重よりやや大きめです。
人によく懐き、とても賢くしつけがしやすい。初めて飼う方にもオススメ。
野性味ある見た目からは想像できないほど、穏やかで優しい。
普段はとても大人しいが、遊ぶことが大好き。
環境への適応能力が高く、移動への抵抗が少ない。
助手席に座らせるにはベストな猫種で、アメリカの長距離トラック運転手が、長旅の相手としてアメリカンボブテイルを飼うことが多いそうです。
普段は大人しい猫ちゃんですが、遊ぶことが大好き。運動量もほかの猫種よりは多めなので、おもちゃやキャットタワーを用意して遊んであげてください。
食欲旺盛でよく食べます。高カロリー・高タンパクの食事を心がけ、運動不足による肥満には気をつけましょう。
好奇心旺盛で、光り物への興味が強い猫ちゃんです。小さい物だと誤飲してしまう可能性もあるので、貴金属類の保管場所には注意しましょう。
弾力のあるもつれにくい毛ですが、1日1回はブラッシングをして抜け毛を取り除いてあげてください。
短毛種/長毛種
ブラックなどのソリッド、ポイントカラー、スポッテッドパターンなど多数あります。
平均12~15年といわれています。
膀胱炎は、膀胱内の細菌が繁殖したり、尿結石が膀胱の粘膜を傷つけて発症します。特にオスがかかりやすいといわれています。キレイな水をいつでもたくさん飲めるようし、トイレの環境を整えてあげてください。
尿路結石は、水分の摂取が少ないことや、ビタミン不足などの栄養の偏り、先天的に尿道が狭いこと、ストレスなども原因の要因と考えらています。重症化すると尿が出なくなったり、食欲不振でぐったりして命にも関わってきます。手術が必要になる場合もあるので、日頃の健康チェックを怠らないようにしましょう。
慢性腎不全は、腎臓の組織が衰えていくことで、毒素の排出ができなくなり、尿毒症などをおこして死に至る病気です。治療が困難で症状を抑える処置法が主となります。早期に治療を開始できるように、日頃からの健康チェックを怠らず、ワクチン接種や衛生的な環境の維持を心がけましょう。
アメリカンボブテイルは育種途中で、遺伝的疾患が多発したことが原因で、慎重に計画繁殖された猫種です。遺伝病は少ないといわれています。
上記に記載した病気は、平均寿命が長いことから高齢期に猫が一般的にかかりやすいといわれている病気になります。
現在、日本にはアメリカンボブテイルのブリーダーはいません。一般的なペットショップでも流通していない珍しい猫ちゃんです。
どうしても飼いたい場合は、海外のブリーダーから購入するという方法がありますが、輸入となると税金や輸入代金などもかかってくるので事前に調べておきましょう。
野性味のある外見と、丸いしっぽが特徴的な「アメリカンボブテイル」についてご紹介しました。
一般的に流通しておらず入手は困難ですが、人懐っこくて優しい猫ちゃんです。
この記事が気に入ったら
フォローしてね!