【猫図鑑】コラットの性格・飼い方・毛色・値段・寿命など特徴を徹底解説！

この記事ではコラットの基本知識から性格・飼い方のポイントなど詳しくご紹介します。

コラットの歴史

タイで「幸運のシンボル」として古くから愛されている品種です。

起源はアユタヤ王朝の時代にまで遡ると考えられています。当時の文書に、高原地方のコラットに生息する「シ・サワット」という銀青色の猫の話が描かれていて、この時代にはすでに幸福と繁栄の象徴として大切にされていたそうです。

1896年にイギリスのショーに出陳され、1959年にジーン・ジョンソン婦人によってアメリカに渡ります。1965年にアメリカで品種として公認され、1966年にCFA（非営利団体の愛猫家協会）のチャンピオンシップを獲得します。1972年にイギリスへ最初のつがいが持ち込まれ、1975年にはGCCF（イギリスの猫血統登録団体）にも品種として登録されています。

コラットの原産国

タイ

コラットのボディスタイル

コビータイプよりもやや太めの、セミコビータイプ。

コラットの特徴

最大の特徴は光沢のあるブルーの被毛とペリドットグリーン（深みのあるグリーン）の澄んだ瞳です。子猫の時には見られませんが、成長するにつれて（4年ほど）キレイな瞳と被毛になります。

前から見るとハート型をしている頭は、ほかの猫では見ない形です。

発達に時間がかかる猫種なので、精神的に落ち着いてくるには4年ほどかかります。

全体的に筋肉質な体で、見た目よりもずっしりとしています。

標準的な体重は、3～5㎏で、オスはメスよりも大きくなります。

コラットの性格

基本的に落ち着いていて、マイペース。

寂しがりやで、気に入った人のそばにいたがる。かまってあげないとすねることも（笑）

自分の縄張りには神経質な面がある。

ほかの猫種やペットと仲良く過ごせますが、プライドが高いところがあるので、自分が上だという振る舞いをみせることがあります。

コラットの飼い方

若猫のころは、遊び好きで活発です。運動量が必要になるので、できるだけ広い場所でおもちゃやキャットタワーを用意して遊ばせてあげてください。落ち着いてくるまでは、多くの運動と遊びが必要です。

人に話かけるように鳴いたりして、コミュニケーションをとるのが好きな猫ちゃんです。かまってほしそうにしていたら、撫でながら話かけてみましょう。しつけも怒るよりは褒めたほうが伸びる猫ちゃんです（笑）

短毛種なので、お手入れは楽です。週に1～2回程度、ブラッシングかコーミングをしてあげましょう。

コラットの毛種と毛色

出典：Korat and Thai Cat Association

毛種

短毛種

毛色

ブルーのみ。

コラットの寿命とかかりやすい病気

寿命

平均10～15年といわれています。

かかりやすい病気

ガングリオシドーシスは、ガングリオシドと呼ばれる糖脂質が脳などに蓄積する常染色劣性遺伝の遺伝病です。タイプにはGM1とGM2があり、どちらも遺伝子検査によって確認できますが、治療は難しいことが多いようです。

尿路結石は、水分の摂取が少ないことや、ビタミン不足などの栄養の偏り、先天的に尿道が狭いこと、ストレスなども原因の要因と考えらています。重症化すると尿が出なくなったり、食欲不振でぐったりして命にも関わってきます。手術が必要になる場合もあるので、日頃の健康チェックを怠らないようにしましょう。

コラットの値段と入手方法

日本のブリーダー数が少なく、一般のペットショップでもほとんど流通していない珍しい猫ちゃんです。

どうしても飼いたい場合は、海外のブリーダーから購入するという方法がありますが、輸入となると税金や輸入代金などもかかってくるので事前に調べておきましょう。

みんなのコラット子猫ブリーダーで探す

コラットのまとめ

出典：Most Popular Cat Breeds

タイで幸運のシンボルとして古くから愛されている「コラット」についてご紹介しました。

お手入れは比較的楽で、寂しがりでマイペース。それほど気難しいところもないので初めて飼う方にオススメの猫ちゃんです。