猫の専門家/インスタグラマー
ねこぞー
猫の専門家/インスタグラマー
ねこぞー
猫の専門家/インスタグラマー
ねこぞー
猫の専門家/インスタグラマー
ねこぞー
3匹の猫(ミックス/折れ耳スコ/アメショ)と暮らす猫の専門家。
猫と飼い主さんに役立つ情報をいろいろなメディアで発信しています。
この記事では猫を飼う前に読んでおいて欲しい内容をまとめています。
この記事を読まれているあなたは、これから猫を飼おうかな? 私でも飼えるかな? と悩んでいるところだと思います。
3匹の猫と楽しく生活している私が、そんなあなたに向けて絶対に猫を飼ってはいけない理由をお教えします。
脅し文句になりますが、猫を飼うのはとてもとても大変なことなんです。
時間、お金、日常、仕事、睡眠など、ありとあらゆる事に影響してきます。
覚悟を決めずに安易な気持ちで猫を飼いはじめて、結果的に猫を捨ててしまう。
猫はあなただけが頼りなか弱い存在です。
猫を飼う以上は、一つの命を預かるんだ、という覚悟を決めましょう。
そうすれば猫との幸せで楽しい生活が待っています!
猫の知能は人間の赤ちゃんでたとえると1歳児程度だと言われています。
言葉でコミュニケーションを取ることは難しいので、根気よく優しい気持ちでしつけをしてあげる必要があります。
赤ちゃん同様、新しいものに興味津々で、特にねずみっぽいものや紐状のものには積極的にイタズラしてきます(笑)
育児はとても大変だと言われますが、猫を飼うのは大げさに言えば「永遠の1歳児を守り育て続ける」ということです。
当たり前ですが猫を飼うからにはかなりの出費を覚悟してください!
個人差はありますが初年度でだいたい10万円ほど、生涯で100万円くらいのお金が必要です。
また、猫と暮らし始めるとわかるんですが、猫グッズの購入が止まらない病になるので覚悟が必要です(笑)
ついつい財布の紐が緩んで、いろんなおやつやおもちゃ、グッズなどを買ってしまうんですよね。
詳しくは下記の記事もどうぞ!
猫は夜行性なので、ぐぅたら寝てばかりの昼間とは打って変わって、夜は「野生かっ!?」とツッコミたくなる勢いで縦横無地に走り回ります(笑)
と言わんばかりに、なぜかコンビニのビニール袋をきゅっと結んだやつを得意気にくわえてにゃ〜にゃ〜鳴き始めます。深夜2時の出来事。それ、ビニール袋だから! ねずみじゃないから!
やっと静かになって安眠できたのも束の間、朝ごはんの時間になっても我々が寝ていようものならあらゆる手段を使って起こしてきます。
バッドモーニング!
わかりましたすぐエサにしますからもう許してください!
このように、人間にとって最も大事と言える睡眠時間がみるみる削られていきます。
もしもあなたが猫だけを家に残して出勤する場合、まず玄関であなたを見送る猫が気になってなかなか出かけられなくなります。
猫はあなたのことが大好きなので、これから戦場(職場)に赴くあなたの後ろ姿を寂しそうな表情でじっと見つめながら、ときたま「んみゃぁ〜……」と消え入りそうな声で鳴くのです。
んぁあ〜もうだめばい! 仕事いかんばい! お前を一人にはさせないばい!
こうなりますよね?(真面目)
何とか後ろ髪を引きちぎって職場に到着したはいいものの、
家に一人残してきた愛猫はいま何をしているのか?
寂しがってはいないか?
何か悪さをして火事にでもなっていないか?
他の人間とよろしくやってないか?
もうね、気になって気になって仕事に身が入りません。
まあ仕方がない、これはもうそういうものなんです。
おわかりいただけただろうか?
猫は居心地がいい温かい場所が大好きなので、必然的に人間のベッドやソファーはすぐに占領されます。
何とか居場所争いに勝利しても、コーヒーを淹れて戻ってくると、もうそこにあなたの居場所はありません。
このように、猫を飼う場合、人間は肩身の狭い思いをする覚悟をしてください。
あくまでも猫様が上の上、人間が下の下だと心得ましょう(笑)
猫のにおいが大好きな一部の人をのぞき、一般的に猫がいる家は猫くさくなります。
自分の家だともはや慣れてしまって、うんこ掃除やデオシート(おしっこシート)を取り替えるときに「ちょっと気になるなぁ」というくらい。
それでも猫を飼っていない人からすると独特のにおいがすると聞きます。
なるべく臭わないシステムトイレや猫砂、こまめな掃除を心がけていればさほど気になりはしませんが、逆に言えば掃除などを怠るとすぐに臭くなってしまう、ということで必ず手間はかかります。
猫はやんちゃでタフなように見えて実は非常にデリケートな生き物です。
特に住環境の変化に対しては非常に敏感で、ナワバリが一変する「引っ越し」は猫にとって非常に大きなストレスになります。
対策は引っ越さないことです(笑)
どうしても、どうしても引っ越さなくてはいけない!
こういう状況になってしまった場合は仕方がありませんが「猫と一緒に住める賃貸が非常に少ない」という第二の問題が襲いかかります。
【ペット可】と書いてある物件でも、実際には「小型犬1匹まで可」という条件になっていたり、猫がOKでも「1匹までね!」ということも多かったりします。
それでも都会は意外と条件に合うマンションが多いですが、マンションが少ない田舎で多頭飼いだとかなり苦戦します。
かくいう我が家も猫が3匹いますので、引っ越しをする際に物件探しで非常に苦労しました。
最終的には、間取りや築年数などをかなり妥協し、大家さんに「うちの子たちは壁紙や柱に一切悪さをしないんでお願いします!」と直訴して何とか引っ越し先を見つけました。
一番気になる猫たちについても新しい家に馴染んでくれたのでやっと引っ越しが終わった、という感じです。
猫を飼うからには「なるべく引っ越さない」「引っ越しに苦労する」という覚悟が必要です(笑)
猫は好奇心が旺盛なので、様々なものにイタズラをします。
特に細い紐状のものが大好きなので、電源コード各種やスマホの充電ケーブル、窓のブラインドの紐などは高確率で噛みちぎられます。
iPhoneの充電ケーブル(数えきれない)
モデムの電源コード
ブラインドの紐
かわかしていた食器が爆散
ソファーの生地(ボロボロ)
カーテンの生地(よじ登ってボロボロ)
カーテンフックが外される
網戸がボロボロ
単純に壊されてしまうだけなら全く問題ないんですが、電源コードなどは猫の命に関わってきますので、猫が嚙み付けないよう慎重に保護しておく必要があります。
誤飲などを考えると細かい置物系のインテリアも置かないほうがいいでしょう。
高い布/革製品なども猫の餌食になるのでなるべく避けたほうが無難です(もちろん、ボロボロにされてもいい! むしろ本望! という場合は別です)
このように、猫を飼っている家では、家具やインテリアを選ぶときの基準も猫が中心になってしまいます。
猫は毎日決まった時間に餌を食べますし、トイレが汚いと粗相や我慢などでストレスが溜まってしまいます。
つまり、基本的には毎日の餌やりと朝晩のトイレ掃除が欠かせません。
日帰りや一泊二日ていどの旅行であれば、多めの餌と予備のトイレ追加で何とかやり過ごせますが、二泊三日やそれ以上の長期旅行は基本的に無理です。
どうしても長期の旅行に行きたい場合は、近くに住んでいる親戚や友人に世話を頼むか、ペットホテルなどを利用しなくてはなりません。
ちなみに猫は住環境の変化にストレスを感じますので、ペットホテルはお金がかかる割に猫にとってあまりいい選択肢ではないんですね。
入念な根回しを終えていざ旅行にでかけても、猫の安否が気になって心の羽根を伸ばす余裕がなくなってしまうかも知れません(笑)
かわいい! 癒される! 天使すぎる!
というイメージが強い猫ですが、猫アレルギーの方は注意が必要です。
私自身も猫アレルギーだったのでその辛さがよくわかるんですが、猫が同じ空間にいるだけで目が痒くなり、鼻がズルズルと詰まり、喘息のように咳が止まらなくなります。
重症度は人それぞれですが、呼吸困難で生命に関わるレベルの方もいます。
猫を飼う前に、自分が猫アレルギーかどうかは必ず確認しておくべきでしょう。
ちなみに私は猫アレルギーでしたが、3匹の猫と暮らしているうちにアレルギー反応がなくなりました。これはとても稀なケースだと思います。愛の力って本当に偉大ですね()
ちなみに、自分が大丈夫でも家族や来訪者が猫アレルギーだった、というケースもあります。
私は家で飲み会をすることが多いんですが、猫を飼ったが為にうちに来られなくなった友人もいました。
猫の種類や個体によって前後しますが、猫の平均寿命はだいたい15年です。
今から猫を飼うと、おおむね15年後にはその猫とお別れしなければならないときが必ず訪れるのです。
世の中には「ペットロス」という言葉が存在するくらいで、別れのときの悲痛さは言葉で語りつくせません。
愛猫を失った悲しみで立ち直れなくなってしまうかも知れないんです。
そんなに辛い別れを経験するくらいなら、いっそ自分が先に死にたい・・・でもそうしたら誰がこの猫を守っていくんだ・・・ぁぁぁぁああっ!
それでもあなたは、猫を飼いますか?
猫との生活は控えめに言って最高なので、ぜひとも飼いましょう!(笑)
ここまで脅し文句のように色々と猫を飼うデメリットを取り上げましたが、こんなことは吹けば飛ぶような細事。
猫を飼っている諸先輩からすれば「あるある(笑)」と笑って済ませられる程度のことです。
今や決心をしたあなたにとって、超えられない障壁となるようなことは何一つないことでしょう。
愛する猫との生活には、ここまでのあらゆるデメリットを補ってあまりある幸せがあるのですから(笑)
とは言え、猫を飼い始める上での不安や疑問はまだまだ尽きないと思います。
そんなあなたのために、猫の種類や選び方、猫を飼う前にしておく準備の記事を書いておきましたので、少しずつ疑問を解消して愛猫との生活をスタートさせましょう!
この記事が気に入ったら
フォローしてね!