
猫の専門家/インスタグラマー
ねこぞー
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3匹の猫(ミックス/折れ耳スコ/アメショ)と暮らす猫の専門家。
猫と飼い主さんに役立つ情報をいろいろなメディアで発信しています。
この記事では、子猫の正しい水の飲ませ方や、水を飲んでくれない時の対処方法について詳しく解説していきます。
水分補給は子猫にとってとても重要なので、この記事を参考にしてしっかり水を飲ませてあげてくださいね。
子猫にとって食事と同じくらい重要なのが水分補給。もともと砂漠に住んでいた猫は、積極的に水を飲む習慣がありません。放っておくと水分が不足して脱水症になってしまうことも。
そんなことにならないように、まずは猫に水を飲ませるための基本的な知識について解説していきます。
70ml × 体重 = 1日に必要な水分量
例えば体重が2.4kgの猫であれば70×2.4で1日あたり168mlの水分が必要という計算です。
ただし、ドライフードには約10%、ウェットフードには約80%ほどの水分が含まれていますので、目安の量を飲んでいなくても足りている場合があります。
食事に含まれる水分もあわせて、十分な量の水分を摂取できているか観察してあげましょう。
授乳期は基本的にミルクで水分を補っているので、積極的に水を飲ませる必要はありません。
水飲みを覚えさせるのは、離乳食やふやかしたドライフードを食べさせ始める離乳期(生後4週以降)で問題ありません。とはいえ、離乳期の段階では餌にも水分が多く含まれていますので水分不足のリスクは低いです。
特に気をつけたいのは幼猫期(生後2ヶ月〜)からで、ドライフードとあわせてしっかり必要な量の水分をとらせてあげてください。
猫に与える水は水道水で問題ありません。
清潔な水道水を常に新鮮な状態でお皿に入れておいてあげましょう。
水道水よりもミネラルウォーターの方が健康に良さそうなイメージがありますよね? しかし、猫にとってミネラルウォーターは健康的な飲み物ではありません。ミネラルウォーターに含まれるミネラルを猫が摂取すると、尿結石など泌尿器系の病気を引き起こしてしまうからです。軟水よりもミネラルを多く含む硬水のほうがリスクが高まります。
お風呂の残り湯や、シンクの洗い物にたまった水を飲もうとする猫はけっこういます。しかし、衛生的にはよくありませんので、そういった時は飲むのをとめてあげましょう。
続いて、基礎知識の内容で正しく水やりをしても子猫が水を飲んでくれない時の対処方法を詳しく解説していきます。
食事のお皿のそばに水飲み用のお皿を置くのがスタンダードですが、それ以外の場所にも複数の水飲み場を用意してあげると、猫が水を飲んでくれる可能性が高くなります。
猫は気まぐれなので、いつも食事の時に水を飲みたくなってくれるとは限りません。
猫が自ら「水を飲みたい!」と思ってくれたその瞬間。千載一遇のチャンスを逃さないように、できれば各部屋に水飲み場を作ってあげるといいです。
基礎知識でも触れましたが、器に水を入れっぱなしにしていると、水の鮮度が落ちて猫が飲んでくれなくなることがあります。
数時間に1回くらいの頻度で水を換えてあげましょう。
冷たい水が好きだったり、ぬるま湯くらいの温度が好きだったり、猫によって好きな水の温度が違います。新鮮な水道水を飲んでくれない場合は、少し温めてから与えると飲んでくれることがありますよ。
水道水のカルキ臭を嫌がって水を飲んでくれない猫もいます。
水を沸騰させてから冷ませばカルキを飛ばすことができます。
また、木炭などを水に入れるとカルキ臭をとれますよ。
水飲み用の皿には色々な種類がありますが、猫の好みも実に多種多様。
水の動きで興味を引きやすいのは透明なガラスタイプの器です。
また、噴水タイプの給水器は、水を新鮮に保ちつつ猫の興味をひくことができるので非常におすすめ。我が家でも2個使っています。
水が飛び散りやすいのが玉に瑕なので、給水器の下に水を吸収してくれる珪藻土マットを置くと掃除の手間も省けます。
おすすめの自動給水機と選び方はこちらの記事で解説しています。
https://nekokomori.com/archives/5228.html
例えば、水道の蛇口からダイレクトに水を飲むのが好きな猫は多いです。
流水は安全だと本能的に知っているから、など、理由は諸説ありますが、我が家の猫たちも大好きです(笑)
あまり水を飲んでくれない猫が、蛇口からは夢中になって水を飲む、といった状況であれば、なるべく蛇口から給水する時間を作ってあげましょう。
離乳期などにおすすめなのが、水に猫用ミルクを混ぜてあげることです。つまり、濃度が薄い猫用ミルクを飲ませるイメージですね(笑)
猫用ミルクには栄養素が含まれていますので、食べ過ぎにならないよう配慮しつつ、一度試してみてください。
ここまでの手法を試してもぜんぜん水を飲んでくれないという場合は、キャットフードに水分を加えてみましょう。
ふやかして与えるのでもいいですし、たとえば、鳥ササミの茹で汁に片栗粉でとろみをつけたものを冷ましてキャットフードにかけてあげれば、あんかけ風キャットフードで水分が補給できます(笑)
ウェットフードは水分を多く含んでいるので、食事と同時に水分補給ができます。まったく水を飲んでくれないような猫の場合、背に腹は変えられないので、ウェットフードへの切り替えも検討してあげましょう。
我が家の猫も水を飲んでくれない時期があって、ドライフードに1/3くらいウェットフードを混ぜて与えていたことがありました。現在は「必殺蛇口ダイレクト飲み」でしっかり水を飲んでくれるようになったのでドライフードオンリーに戻しています(笑)
この記事では、正しい水の飲ませ方と、飲んでくれなかった時の対処方法について解説しました。
食事と同様に水分補給も大切なので、なかなか水を飲んでくれない猫の場合は、対処方法をぜひ試してみてくださいね!
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