猫の専門家/インスタグラマー
ねこぞー
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3匹の猫(ミックス/折れ耳スコ/アメショ)と暮らす猫の専門家。
猫と飼い主さんに役立つ情報をいろいろなメディアで発信しています。
この記事では、子猫を迎える前にしておきたい、家・部屋の準備について解説します。
これから猫との生活をはじめる初心者に向けて書きますので、ぜひ参考にしてください。
猫は勝手気ままな性格で、家の中を歩き回ってお気に入りの場所を見つけます。
猫がなるべく自由に歩き回れるようにしつつ、危険から守ってあげる配慮が必要です。
食事やトイレは特に重要なので、猫が気に入ってくれる場所を見つけてあげたいですね。
猫の食事場所を決めて食器を置きましょう。餌やりや洗い物を考慮すると、キッチンの近くが便利です。
注意点として、猫のトイレから離れたところを食事場所にしてください。野生の猫は食事の場所とトイレの場所を分ける習性があったので、トイレが近すぎると食事やトイレをしてくれない場合があるためです。
猫はもともと砂漠出身なので、水を積極的に飲む習性がありません。飼い主側が気にしてあげないと、水分不足になってしまうことすらあるほどです。
部屋が複数ある間取りであれば、食事場所以外にも、猫が行く部屋ごとに水飲み場を作ってあげるといいでしょう。
ガラスの器や噴水タイプの水飲み機など、猫の注意を引きつける工夫をしてあげれば水を飲んでくれやすくなります。
「流水は腐っていないから飲んでも大丈夫」と本能的に知っているためか、水道の蛇口から水を飲みたがる猫も多いです。我が家の猫も3匹中2匹は蛇口から水を飲みます。蛇口のそばで水を飲みたそうにしていたら、水をチョロチョロと出して貴重な水飲みの機会をあげましょう。
猫にとってトイレの場所はとても重要です。猫が気に入ってくれないとトイレ以外の場所で粗相をしたり、トイレを我慢してしまうことがあります。
また、猫の排泄行為や排泄物は、その猫の健康状態を把握する上でとても重要なので、飼い主の目が届く場所にトイレを置くのが望ましいです。
逆に、廊下や玄関など、人通りが多かったり寒暖差があるところは避けるようにしてください。
食事場所と離れているところで、猫が気に入っている暖かい部屋の隅に置いてあげるのがいいでしょう。
猫は、自分が爪を研ぎたいときに、自分が爪を研ぎたい場所で、自由に爪とぎします。爪とぎ自体は猫の習性なのでやめさせることはできません(笑)
壁や柱を傷つけられたくなければ、あらゆる部屋に爪とぎグッズを置いてあげるのがベストです。
また、絶対にひっかかれたくない場所は、爪とぎ防止シートや鏡など、ツルツルしたものを置いて保護してください。
猫ベッドなどの猫がくつろげるグッズは各部屋にあるのが望ましいですが、一番の寝床は飼い主の寝室においてあげるのがいいでしょう。
猫は1日の大半を寝て過ごしますし、睡眠を取る時間も人間とは違いますが、飼い主の側にベッドを置いておけば落ち着いて一緒に寝てくれます。
我が家の場合、就寝時間がいつもより遅くなると、寝室に行ったら3匹の猫が猫ベッドで先に寝ていた、ということもよくあります(笑)
大抵の子猫は好奇心が旺盛で、初めて見るすべてのものに興味を示し、くんくんしたり、猫パンチしたり、噛み付いたりします。
子猫の立場になって考えると、家の中は危険がいっぱいです(笑)
猫にとって危険なものは「隠す・しまう・保護する」といった対策を必ずしてあげましょう。
ビー玉や小さな人形など飲み込めてしまうもの
刃物・ホチキス・針
コンセント
電源コードなど各種ケーブル
ガラスや陶器製の食器
開けっ放しの窓・網戸
洗剤
揚げ油や高温のフライパン
水を張った風呂・洗濯機
また、冷蔵庫やタンスなど少し高いところの上に置いてある小物を落下させてしまうことが多いです。できるだけ一ヶ所にまとめて猫の足場がない状態にすれば比較的安全です。
最も危険なのは電源ケーブル類で、細長いものに興味津々な猫が噛み付いて感電死してしまうこともあります。
コンセントや電源ケーブル付近に猫が入れないようにカバーするか、少なくともケーブルをモールなどで保護しておきましょう。
室内飼いの猫は総じて運動不足になりがちです。部屋の中を駆け回るのも運動不足解消になりますが、高低差がある場所で上下運動をさせてあげるのも効果的です。
出窓や椅子、テーブルなど、猫にとってちょうどいい段差になる場所をいくつか用意してあげましょう。
猫が登る場所にはなるべく物を置かないようにして、猫が伸び伸びと遊べるように工夫してあげてください。
少し高価で場所を取りますが、キャットタワーは上下運動ができる上、爪とぎ場所も増えるので一石二鳥です(笑)
猫の運動量を確保するためにも、家の中は猫が自由に動き回れるようにしておきたいですが、猫が入ったら危険な場所や、書斎など猫に入って欲しくない場所は、ドアをしっかり閉めておきましょう。
それ以外の部屋のドアは基本的に開けっ放しにしてあげるのがいいんですが、やんちゃな猫は自分でドアを閉めて勝手に閉じ込められてしまうことがあります。
ドアにしっかりしたストッパーがついていれば問題ありませんが、ない場合はドアストッパーが市販されているので必ず設置してあげましょう。
半日ほど外出する用事があったので、いつものように戸締りやドアストップがかかっていることを確認して出かけました。
6時間ほどしてから帰宅すると、いつも玄関まで出迎えにきてくれる3匹の猫が1匹も出てきません。
「何事か!? 泥棒でも入って怖い思いをしたのか!?」
家に入り、各部屋を確認していきます。すると、寝室のドアだけ閉まっていたのです。確かにドアストップをかけて開けていたはずのドアが、です。
恐る恐るドアを開けると、寝室のベッドの上で申し訳なさそうにこちらを見つめる3匹の猫がいました。
ベッドを見ると、うんちまみれになっていました。
寝室で遊んでいるうちに、ドアストッパーをものすごい勢いで跳ねのけて閉じ込められてしまっていたのです。
こういったこともありますので、日帰りや一泊二日の旅行にいくときは、食事場所やトイレとつながっていない部屋のドアは閉めておいてあげた方がいいかも知れません(笑)
人間の生活も重要ですが、猫を飼うからにはそちらを最優先で考えてあげたいですね!
電源コードの保護なんかは、子猫の命を守る側面もありますが、人間の生活レベルを落とさないためにも重要です。
私も猫飼い初心者だった頃、インターネットの光ケーブルを噛みちぎられて2週間ほどネットができなかった苦い経験があります(笑)
部屋の数や広さによっても色々と工夫できると思いますので、この記事を参考にしつつ、快適な猫部屋ライフを送ってください!
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