猫の専門家/インスタグラマー
ねこぞー
猫の専門家/インスタグラマー
ねこぞー
猫の専門家/インスタグラマー
ねこぞー
猫の専門家/インスタグラマー
ねこぞー
3匹の猫(ミックス/折れ耳スコ/アメショ)と暮らす猫の専門家。
猫と飼い主さんに役立つ情報をいろいろなメディアで発信しています。
この記事では、子猫の爪とぎトレーニングのやり方や、爪とぎ器を使ってくれないときの対策について解説していきます。
これから子猫に爪とぎを覚えさせたい初心者さんはぜひ参考にしてください。
猫の爪とぎは、爪サヤをはがして爪をとがらせるという目的の他に、マーキングでなわばりを主張する意味や、気持ちを落ち着かせてストレスを発散するという効果があるので、猫にとって欠かすことができません。
これは本能なので、猫に爪とぎをやめさせることはできないと考えましょう。
その上で、正しいトレーニング方法でしつけを行い、あなたの家や家具を爪とぎから守りつつ、猫が快適にガリガリ爪とぎできる環境を作っていきましょう。
それでは、順を追って爪とぎトレーニングのやり方を解説していきます。
生後間もない赤ちゃん猫の爪はやわらかいため、爪とぎは必要ありません。
爪とぎのしつけをはじめるのは生後2ヶ月頃からになります。
ペットショップやブリーダーから猫を入手した場合、生後数ヶ月は経っていると思いますので、子猫があなたの家にやってきたその日から爪とぎのしつけを始めます。
猫の爪とぎには麻縄や段ボールなどの材質があり、形も様々ですが、その中でも初心者に特におすすめなのはこちらです。
圧倒的なコスパ
組み立てが簡単
麻縄タイプでとぎ心地抜群
ねずみのおもちゃで興味をひける
爪とぎを選ぶ基準として、餌やトイレと同様に「猫が気に入ってくれるかどうか」が非常に重要です。
この爪とぎタワーは、多くの猫が気に入りやすい麻縄タイプを使っていて、ねずみのおもちゃで興味をひけるので最初に爪とぎを覚えさせるための一品として優れています。
さらにはコスパも抜群なので、我が家に20個くらいある強豪ひしめく爪とぎ軍団の中で、最初から現在まで打席に立ち続けている現役選手です(笑)
爪とぎの理由や選び方、おすすめグッズをさらに見たいという方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
https://nekokomori.com/archives/2650.html
寝起き
昼寝の前
ご飯待ちのとき
興奮をおさえるとき(興奮状態のとき)
ストレスを発散したいとき
寝起きや餌待ちの時にガリガリと爪とぎする猫は多いです。また、多頭飼いの場合、猫同士が追いかけっこをはじめて興奮状態になったときも爪とぎに走ってガリガリとやりはじめます。
このため、子猫が寝ている寝室や、餌場のそばに爪とぎを置いてあげるのがおすすめです。
また、爪とぎをされたくないソファーなどで爪とぎをはじめてしまう場合は、その位置を守るように爪とぎを置いてあげることで抑制できる場合もあります。
買ってあげた爪とぎがその猫の好みに合わないと使ってくれないことが多いので、爪とぎはできれば色々な種類を設置してあげるのがいいです。
さらに、猫が爪とぎをしたくなった瞬間を逃さないために、各部屋に爪とぎを配置してあげると、爪とぎされたくない場所でされてしまうリスクを減らす効果も期待できます。
爪とぎを覚えさせるときは、子猫の前足を持って、指の肉球をぷにゅっと押して爪を出した状態にして、爪とぎに前足をこすりつけてあげましょう。
覚えが早い子は、これだけで勝手に爪とぎをはじめるようになります。
この方法では、とぎ心地を確認させてあげる意味の他に、肉球付近にある臭腺から出るにおいを爪とぎにつけてマーキングを意識させています。
その猫のにおいがつくことで、同じ場所で爪とぎをしてくれる可能性が高まるのです。
嫌がる猫もいますので、抵抗する場合は無理強いせず一旦引きましょう(笑)
猫が大好きなまたたびを爪とぎに少量ふりかけてあげると、そこで爪とぎをしてくれるようになるケースがあります。
誘導用のまたたびが最初から付属されている爪とぎ製品も多いです。
ただし、猫によってはまたたびを嗅ぐと強い興奮状態になって危険な場合もあります。
あなたの猫がまたたびでどういった反応を示すのか、まずはティッシュやタオルなどに少量のまたたびをつけて様子を見てあげましょう。
ふにゃふにゃ〜と腰が砕けたようなリラックス状態になる猫であれば効果があると思います。
爪とぎを覚えてもらうために、まずは爪とぎに好印象を抱いてもらうのが効果的です。
猫が爪とぎをしたときに、大好きなおやつを爪とぎの上に置いてあげると、おやつのにおいと一緒に「爪とぎをすると嬉しいことが起こる」という印象付けができるので試してみてください。
基本的なトレーニングをしてもなかなか爪とぎを覚えてくれない猫もいます。
ここからはそういった時に気をつけたいポイントを解説していきます。
爪とぎ自体は猫の本能なので、基本的にどの猫も爪とぎを必ずします。
爪とぎ器を使ってくれない、ということは、他の場所で爪をといでしまっているということですね。
猫が好むのはソファーやカーテンなどの布製品ですが、その他にも柱や壁など爪がひっかかる木製の部分を狙う猫も多いです。
爪とぎをしてほしくない場所でといでいるのを見つけたら「だめっ!」と一度だけ強めに叱って、用意してある爪とぎ器のところに連れていって爪をとがせましょう。
(叩いたりしてはいけませんよ。体罰はダメ、絶対)
これを繰り返して爪とぎを覚えてくれるまで根気強くしつけをしていきます。
うまくできたときは優しく頭をなででしっかり褒めてあげるのも忘れずに!
猫が爪とぎ器を使ってくれないときは、もしかしたらその爪とぎ器が嫌いなのかも知れません。
お気に入りの爪とぎが見つかるまで、色々な材質や形のものを試してみましょう。
正直、その猫の好みを一発で見極めることは難しいので、数打ちゃ当たるの精神で安いものを片っ端から試していくのがおすすめです。
結果的に、我が家には20個ほどの爪とぎ器があります(笑)
麻縄タイプや段ボールタイプなどは、見た目で消耗具合がわかります。
とぎ心地は重要なので、爪とぎ部分が消耗していたらすぐに取り替えてあげましょう。
交換が必要なほど消耗 = その猫のお気に入り
ということなので、取り替えるときはまったく同じ製品の新品をあげましょう。
あなたのお気に入りのソファーや居間の柱など、その猫によってお気に入りの爪とぎスポットは様々です。
爪とぎ器に何度連れていっても同じ場所で爪とぎを繰り返してしまう時は、いっそのことその場所に爪とぎ器を設置しましょう。
場所の問題であれば、この方法で対策することができますよ。
この記事では猫の爪とぎトレーニングについて解説しました。
私のイメージだと、爪とぎはその猫の相棒のようなものだと考えています。
まるで恋人のようにいつも寄り添っていますし、狩りのための爪とぎやストレス発散にも付き合ってくれる優しい相棒です。
あなたの愛猫がそんなパートナーのような爪とぎに出会えることを祈っています!
この記事が気に入ったら
フォローしてね!